一括全面・無人噴霧 ハイ・アス工法 施工の流れ

建築物等に吹き付けられた石綿等の状態の点検

(石綿則第1条第1項 第2項)
使用頻度の高い施設:月1回石綿の状態を点検し、記録する。
使用頻度の低い施設:6ヶ月に1回石綿の状態を点検し、記録する。(必要に応じて粉じん測定を行う)

付着状態(状況)確認

(石綿則第10条第1項)
劣化、損傷、剥離など 不良な状態でなく、規定以上の付着強度があれば「封じ込め」による石綿粉じんばく露防止対策を講じることが出来る。

計画(新工法)計画(新工法)従来の封じ込め工法に比べ新工法は、労働者へのばく露防止◎工期◎費用○
すべてにおいて満足の行き届いた工法である。
施工条件等ビル、店舗、住宅、など 除去作業できないなど特別な条件が有るところや、1フロアーのごく一部の改装だけで費用や日数をかけたくない場合等に用いることを目的として提案する。

準備

1.事前調査 現地による目視での状態確認等
2.届出所轄(労働基準監督署、役所など)
3.作業主任者の選任
4.石綿使用の有無の調査記録の掲示
5.当該作業員以外立入禁止等の表示
6.作業前の石綿粉じん濃度の測定(必要に応じて)
7.休憩所の設置

作業場所の隔離

1.作業前の清掃(HEPAフィルタ付真空掃除機)
2.既設天井の開口や目地のシール(密閉対策)
3.既設天井の開口(φ120~200)数箇所
4.保護マスク 真空掃除機(HEPA付)を近傍で使用
5.封じ込め剤(粉じん飛散防止剤)の吹き付け準備
6.負圧集じん機の設置
旧 床、壁の養生(プラスチックシート)
  これまでの複雑な養生が一切不要 劇的な工期短縮ができます
旧 セキュリティゾーンの設置(更衣室・洗浄室・前室)
  作業員出入りの際の管理や作業員暴露の恐れもなくなります
  風評被害やコストの面からも有用性大

封じ込め作業

1.労働基準監督署、環境局による立入検査
2.石綿粉じん濃度の測定(排出口等)(作業場必要に応じて)
3.作業場の換気(負圧集じん装置稼働)
4.無人噴霧器による天井懐内での封じ込め

後片付け

1.既設天井の開口や目地のシール(密閉対策)撤去
2.既設天井の開口跡(φ120~200)閉塞処理、復旧作業
3.保護マスク 真空掃除機(HEPA付)を使用
4.石綿粉じん濃度の測定(必要に応じて)
旧 足場養生シート撤去
  足場は区画の外で使うので養生はいりません
旧 足場の解体
  天井内で吹付を行うので原則高い足場は必要ありません
旧 床、壁の養生シートの撤去
  そもそも養生自体、ほとんど行わない工法ですので撤去手間がありません
旧 床、壁の養生シートの廃棄物処理
  原則養生はほとんど行わないので廃棄物が少量です

廃棄物の処理 記録 維持保全

1.排気ダクト等少量物(特別管理産業廃棄物)
2.40年保存
3.石綿則第10条第1項に準す

※(旧)表示の部分は在来の工法では必要です。

こんな所にも活用できます

複雑な空調機械室 / 体が入らないシャフトスペース / エレベーターシャフト など